FRP補修材料補修方法について

(FRPを補修される前に必ずご一読下さい)

<補修の前に別に用意するもの>

(1)補修するFRP材の前処理

  1. 補修する個所が濡れている場合、その部分を完全に乾燥させ、 ほこりや油分が付着している場合は、アセトン又はラッカーシンナー などで完全に拭き取ります。
  2. 補修する個所の表と裏側の面をサンディングペーパー(番手100)で 大き目の範囲で荒らします。
  3. 補修個所がひび割れ等で完全に割れている場合は、 裏側(硝子繊維面側)からガムテープや割り箸などでひび割れしている 部分を動かない様に補強して、割れている部分の合せ面が平らになる様に固定します。

(2)ポリエステル樹脂の準備

  1. 補修する個所が小さい場合は紙コップ、大きい面積の場合はポリプロピレン製の風呂桶などを用意して下さい。
    (アクリル製の透明コップやウレタン製のコップは樹脂で解けてしまいますので使用禁止です)
  2. 補修する面積に対して用意した容器にそれぞれ適量を入れて良くかき混ぜて下さい。
    (樹脂1kgに対して硬化剤20ccの割合で混入します)
    この時、作業温度との関係で硬化剤は一度に全部使用せず冬期では多めに(20cc全部)夏期では少なめに(10cc〜5cc程度)をそれぞれ少しずつ、泡立て器又は割り箸を使用して
    良く混ぜ合わせていきます。
    補修する面積に対して使用する樹脂は調整して投入して下さい。

(3)硝子繊維の積層作業(樹脂と硝子繊維の張り合わせ)

  1. 樹脂に硬化剤が混入されたポリエステル樹脂は徐々に化学反応を起こし硬化が始まりますので、積層作業は手早く30分以内に硝子繊維の積層作業を行って下さい。
    FRP専用又は塗装用のモヘアローラーブラシ又は刷毛に樹脂を漬けて補修す場所に下塗りします。
    (積層作業:硝子繊維にポリエステル樹脂を塗り込む作業です)
  2. 下塗りした場所に硝子マットを1枚貼ってその上から更に樹脂を漬けたローラーブラシで良く含浸させて下さい。
    (含浸:硝子繊維に樹脂を良く浸透させる事です)
  3. 補修する強度と厚みに合わせて同じ作業を繰り返し行い、硝子繊維を重ね張りして行きます。
    又、硝子マットと硝子クロスは互い違いに重ね張りする事によりハイブリットな構造となり、補強面の強度が更に増します。尚、小さい面積の場合の補修は硝子マットを使用せず、硝子クロスと刷毛塗りだけでも充分な補修効果を得られます。

(4)仕上げ処理(完全硬化後)

  1. 積層終了後(24時間後が目安)完全硬化を確認してから裏側に固定していたガムテープ類を外し、硬化した個所の硝子繊維のバリなどを完全にサンドペーパー(#100)を使用して削り取って下さい。
    (完全硬化:樹脂が硝子繊維に完全に絡んで堅く固まった状態)
  2. ゲルコート面に付着した樹脂などは細目のサンドペーパーで削り取り、面を均一に整えてから最後にコンパウンドで磨き仕上げて下さい。
  3. 塗装をされる場合は、補修面のゲルコート面をサンドペーパーで荒らし、サフェーサー下地処理後、ウレタン製の塗料にて塗装して下さい。
    (通常の塗料、ラッカー、フタル酸、アクリル系は一見塗装出来てもすぐに時間が経過すると剥がれてしまいます)

★★作業中のご注意事項★★

  1. 作業中は一切の火気は厳禁です。又、必ず風通しが良い換気がされている場所で行って下さい。
  2. 作業中は静電気の起きない作業着を使用し、ゴム手袋、マスク、防塵眼鏡を必ず着用して下さい。
  3. 樹脂、硬化剤が万が一目に入った場合は、大量の水で洗い流してから速やかに眼科医の診察を受けて下さい。
  4. 硝子繊維類は皮膚に直接触れると、かぶれたり、かゆくなったりしますので直接触れない様注意して下さい。触れた場合は、こすらずに温石鹸水で良く洗い流して下さい。
  5. 硬化剤が混入された樹脂はかなり高温になりますので、廃棄する場合は必ず大量の水をその中に直接投入して良く冷ましてから完全硬化を確認の上廃棄して下さい。
    プラスチック廃棄物として選別してから廃棄願います。
    又、残った硝子繊維のゴミは燃えないゴミに選別して廃棄願います。
  6. 残った樹脂、硬化剤は冷暗所に保管の上、夏期は1ヶ月以内に冬期では3ヶ月以内にご使用下さい。
    又、保管状況の温度により樹脂はゲル化して使用出来ない場合がありますので予めご注意下さい。
    硬化剤の場合も揮発性が高い為、蓋の閉め忘れによる気化にご注意下さい。

その他、商品に関してご不明な点については
FRP事業部:お客様相談コーナーまでお問い合わせ下さい。
0120−783−444(携帯:PHSからも可)


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